映画【ネイビーシールズ】はじまって21分後のシーンから伝わる緊迫感がハンパない話
公開日:
:
最終更新日:2015/08/17
戦争 ハラハラ・ドキドキしたい
作品情報
上映時間 | 110分 |
監督 | スコット・ウォー マウス・マッコイ |
脚本 | カート・ジョンスタッド |
音楽 | ネイサン・ファースト |
公開 | 2012年 |
出演者 | ロゼリン・サンチェス ジェイソン・コットル アレックス・ヴィードフ ネストール・セラノ エイルサ・マーシャル ゴンザロ・メネンデス エミリオ・リヴェラ |
こんにちは!オーサムです。
今回ご紹介する映画『ネイビーシールズ』は、オサマ・ビンラディンの暗殺を遂行したことでも有名なアメリカ海軍特殊部隊“Navy SEALs(ネイビーシールズ)”に焦点を当てた作品になります。
で、この映画の物語の内容はというと、麻薬取引や武器密輸で暗躍し財を成す、通称クリストという人物が、イスラム系テロリストと一緒になって全世界規模のテロ計画を実行しようとするのですが、その計画を阻止しようとする話になります。
特殊部隊とか軍隊ものが好きな人であれば、男女関係なくこの映画は楽しめるはずです。
というのも、本作に出演しているほとんどのキャストが、現役のSEAL隊員だからです。
彼らは特別な演技指導を受けていません。
だからといって演技が上手い下手とかはなく、いつも通りの任務をやっているだけです。
しかも本作で使われている銃やハイテク兵器、戦闘機、潜水艦などはすべてが本物。
リアリティで言えば、それはもう終始圧倒されるばかりです。
映画を観て、心臓の脈打つスピードが速くなったり、無意識に拳に力が入っていたりと、こんなに緊迫感を味わったのは久々でした。
この映画は面白いの領域を超え、熱中できる作品のひとつです。
20分の間からだが硬直状態でした
本作はエンディングを含めて110分の上映時間があるのですが、はじまって21分後からはじまるシーンの約20分の間、その場から身動きがとれないほど画面に夢中になってしまいました。
個人的にこのシーンはかなり好きで、本作を観終わったあとも何度も見直すほどです。(たぶん連続して10回以上は観てると思います。)
そのシーンについてですが、どのような内容のものなのかを説明すると、ネイビーシールズがCIA女性エージェントを救出するまでのシーンになります。
何度も観ても緊迫した状況に、終始脈の鼓動は速くなるばかりです。
このシーンの緊迫感を言葉にするのは難しいのですが、あえて言葉で表現するのなら、このような感じになります。
その間、もの凄い勢いの負荷が体の表面を覆いつくす。
目の前の光景が徐々に拡大されていく。
舞い降りたところは、ひと気のない静けさが漂う草原。
辺りは真っ暗。
遠くから小鳥や鈴虫の声、動物の鳴き声が聞こえてくる。
足音をかき消して、一歩、一歩、と目的の場所へ前進する。
目的地もまた静か。
静けさと共に、時間だけがただ過ぎていく。
吐く息の声にも気を遣い。
その時が来るのを雑草の影に隠れて待つ。
しかしその一瞬、人質のうなり声が森林全体に響き渡る。
人質の命が危ない。
その声を聞いた隊員たちが動き出す。
静かに池に入り、自然と同化する。
相手に気づかれてはいけない。
慎重かつ速やかに行動する。
遂行任務は人質の奪還。
サイレンサーの音と共に、人の姿が次々と視界から消えていく。
ここは弱肉強食の世界。
蜘蛛はトンボを食い殺し。
人間は人間を撃ち殺す。
迫り来る危険。
次第に脈が速くなり、鼓動は高まる。 ドックン、ドックン、ドックン。
徐々に荒くなる息。
辺りは緊迫感に埋め尽くされる。
扉の向こうに、知らない人がいることの恐怖。
突如、激しく鳴り響く銃声音。
張り詰めた糸が切れたかのように、銃撃戦が始まる。
一人ひとりが任務の遂行と、仲間の安全を意識し行動する。
その結果、人質の奪還は見事成功。
しかし、もの凄いスピードで2台の車が迫ってくる。
迫り来る危機。
隊員たちは危険を感じ、車に乗り脱出する。
ここは敵地、安全な場所なんてどこにもない。
再び始まる激しい銃撃戦。
追う者もいれば、追われる者もいる。
仲間の援護で、車の1台は大破。
一時危機は免れるも、もう1台の車が迫り来る。
誰かが、「もっとスピードを上げろ!」と叫ぶ。
ここは生きるか死ぬか、生死を賭けた場所。
一瞬の気の緩みが死へつながる。
早く、早く、仲間のいるところへ。
このままでは、チームの全滅はさけられない。
川へ突っ込んだ瞬間、現れた船。
銃弾が激しく、辺りを制圧する。
そう、脱出は成功。
傷を負った人質と隊員たちは、安心してホッと胸を下ろす。
仲間の負傷に悲しむ隊員たち。
それでも彼らに休まる日などない。
戦争が終わる、その時まで。
ツウな人にこそわかるこの面白さ
本作を観て思うのが、隊員が銃を構えて建物内に突入するほとんどのシーンに、「ハイ・レディ」ポジションが採用されていることです。
ハイ・レディポジション?
中々聞き馴染みのない方にとっては、ハイ・レディとはなんぞや?と疑問に感じるかもしれませんので、説明します。
ハイ・レディとは、銃床を脇の下にいれ、フロントサイトと目線が重なるように傾けて持つ構えのことです。
こうすることで銃口は上を向くので安全ですし、銃口と前方を視野におさめることができるので周囲の動きがよく見えるというメリットがあります。
銃を構えるとき重力で下ろせるので素早い行動ができる、とか。
走るときに有利である、とか。
誤射でボートの底に穴をあけないようにしている、とか。
「ハイ・レディ」ポジションには、様々な意味合いがあるようです。
ちなみに、もう一つ「ロー・レディ」ポジションというのがあります。
こちらは待機、警戒の姿勢で、クロスファイアーしないように銃口を下に向けます。
ヘリコプターに乗っているときは、誤ってエンジンを傷つけないようにこのポジションをとっています。
ハイ・レディとローレディについては、画像を見てもらえるとわかりやすいかと思います。
このことを踏まえて話を戻しますが、映画の中でほとんどが「ハイ・レディ」ポジションになっている理由として、入隊したときにまずはじめにハイ・レディを教えられるからです。
「ハイ・レディ」に構えることで、銃口の向きが管理しやすくなりますし、銃に隠れることでシールドとして使うこともできます。
それを基礎として、ロー・レディを学びます。
でも実際のところ現場に出てしまえば、突入後どういう動きをとるかによって構え方を使い分けているようです。
本作ではハイ・レディで突入しているところは、ジャングルのアジトで人質奪還作戦を行うシーンや、クルーザーに急襲をかけるシーンなどで確認できます。
同じシーンで「ロー・レディ」も織り交ぜて使っているので、使い分けに注目してみるとツウな人にとってはまた違った楽しみ方ができるかと思います。
興味のない方にとっては、正直どうでもいい話だとは思いますがね。(笑)
最後に…
本作を含め、私が観てきた戦争映画はどれも面白いものばかりのような気がします。
プライベート・ライアンに、
ブラックホーク・ダウンに、
ハート・ロッカーに、
その他にもまだまだありますが。
でも、まぁ、戦争映画が好きな部分も十分大きいですけどね。
この手の映画に対する面白いの基準は、個人的に緊迫感や臨場感を重視してますから。
本作はカメラアングルの映し方といい、本物の隊員といい、物語はフィクションながら、リアリティをとことん追求した良作と言えます。
しかしただ1点。
ストーリーに関しては、非常に残念に思います。
というのも、アメリカ映画だけあって一方的な話になっています。
これでは、イスラム人が完全に悪者です。
ローン・サバイバルのように、イスラム人の中にもいい人はいるのですから、その辺は多くの方が誤解してしまう部分なのかもしれません。
9.11のテロで瞬く間に、『イスラム=テロ集団』というイメージが我々の脳裏に焼きつきましたから。
ただ表面的に映画を楽しむ分はいいのですが、映画を通してアメリカやイスラムなど、戦争の歴史を振り返ってみるのも意外な発見があって作品をより深く知ることができるかと思います。
Huluで配信されていますから、本作を観たい方はどうぞこちらから。→Hulu Japan
今日はここまで。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
また次回もお楽しみ♪
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