【ピエロがお前を嘲笑う】から学んだ人生を変える3つの教訓
公開日:
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スリラー ハラハラ・ドキドキしたい, 学びたい, 謎を解きたい
参照:https://youtu.be/encs61JxKco
作品情報
上映時間 | 106分 |
製作国 | ドイツ |
監督 | バラン・ボー・オダー |
音楽 | ミヒャエル・カム |
公開日 | 2014年(日本は2015年公開) |
出演者 | トム・シリング エリアス・ムバレク ヴォータン・ヴィルケ・メーリング アントニオ・モノー・Jr ハンナー・ヘルツシュプルンク シュテファン・カンプヴィルト トリーヌ・ディルホム |
こんにちは!オーサム(@awesome8v8)です。
ここ最近、ボクのなかで再ブーム到来となっているハッカーを題材にした映画。
過去に『ドラゴン・タトゥーの女』、『ソーシャル・ネットワーク』、『バトル・オブ・シリコンバレー』、『サマー・ウォーズ』とプログラム言語を超簡単に取り扱う主人公たちの姿を観ては毎度のこと感化されてきたボクですが、そろそろ新たなる開拓をと思いネット上で作品の調査を試みた結果。
ただひとつ異質なオーラをプンプン放っていたのが、今回ご紹介する作品『ピエロがお前を嘲笑う』です。
原題は『Who Am I – Kein System ist sicher』とのことで、一瞬ジャッキー・チェンの『フー・アム・アイ? 』(1998年)が頭をよぎりましたが、これは紛れもない本物のハッカー映画であることを痛感しました。
何を言おう、プログラム言語を扱ったこともなく、ましてや理解なんてできないレベルのボクでしたが、何もわからなくてもベンヤミンが扱うマシン語の凄さに驚きと感動を覚えました。
たったのパソコンひとつで、ビルや住宅街の電灯を消したりつけたりと魔法のように自由自在に操りますから、まぢでスゲェ!ってなります。
ただこれは序章に過ぎず、究極は連邦情報局へのハッキング行為です。
この行為がどの程度凄いのか明確な基準はわかりませんが、想像はできなくてもとにかく凄いことなんだと素人のボクでも理解することはできまました。
どんだけ凄いんだベンヤミン。
そして、どんだけ凄いんだマシン語。
PCやプログラミング好きな方であれば、終始興奮せずにはいられない内容のオンパレードですから楽しんで見ることができるかと思います。
たとえば本作の見どころのひとつに、仮想世界を可視化した映像があります。
『サマー・ウォーズ』を見たことのある方ならピンとくるかと思いますが、”OZ”のような仮想世界を見る側にとってわかりやすいように視覚的映像で表現しているあれです。
本作の場合であれば、PCの前でプログラミングを打ち込んでいるベンヤミンが一体何をしているのか。
選りすぐりの凄腕ハッカーたちが集うチャット上の世界を地下鉄の車内という風に表現し、そこにはリアルとバーチャルを区別するために一人ひとりがアバターとなってやり取りを交わすといった具合に、誰が見ても理解しやすいものとなっています。
『サマー・ウォーズ』の二番煎じではありますが、この表現方法はなかなか面白く見る側にとっては本作の世界観に浸れる重要なポイントでもあります。
で、そんな本作を通して、ボクは下記の3つのことについて学ぶことができました。
「人生は良くも悪くも人との出会いによって左右されるってこと」
「なんでもいい!手に職をつけることが現代を生き抜くための最低条件」
「多くを望まなくてもいい!ひとつの物事を極めさえすれば」
では今からは、これら3つの学びについて詳しく綴っていこうと思います。
今人生につまらなさや退屈を感じている方、それにこんなはずじゃなかった!と思うような結果に至っていないという方は、このまま読み進めてみてください。
読み終えた頃には、スーッと気持ちの整理ができ前向きな考えを身につけることができると思いますから。きっと。
人生は良くも悪くも人との出会いによって左右されるってこと
ダーク・インターネット界のカリスマ的存在”MRX”。
その彼が提唱する三原則、「すべてのシステムには穴がある」、「不可能に挑戦しろ」、「現実世界を楽しめ」。
この三原則は、ネット上のアンダーグラウンドにいる迷えるハッカーたちの心を奮い立たせる、いわば人生の指針となる言葉です。
現実世界では孤独な人でも、仮想世界には顔を見たことも実際に会ったことがなくても、簡単に友達が作れ自分の居場所を作ることができます。
社会からの疎外感を感じて現実世界に居場所がなくなってしまい仮想世界に居場所を求める人たちは多く、仮に現実世界では地味で目立たない人間でも仮想世界ではカリスマ的存在にすらなれる可能性を秘めています。
現実世界とは違った人生を歩むことのできる世界。
いわば第二の人生を歩める場所、それが仮想世界なのです。
そんな世界にどっぷりとハマり込んでしまった人物のベンヤミン。
14歳からコンピューターの世界に没頭するようになりましたが、それまでの彼の人生は周りからは無視をされ自称「透明人間」というほど存在感は薄く、存在価値のない人間とはきっと彼のことを指しているというような環境に身を置かれていました。
しかしコンピューターの世界に足を踏み入れたときから、彼のなかに眠っていたヒーローになりたいという想いがある人物との出会いによって開花しました。
その人物とは、野心家であり”CLAY”のリーダーでもあるマックス(エリアス・ムバレク)です。
天才ハッカーのベンヤミンは、”MRX”と”マックス”の2人の出会いによって地味だった人生も派手で刺激的な人生へと変えることができました。
仮にこの2人の人物に出会っていなかったのなら、ベンヤミンの人生はきっとつまらないものになっていた可能性が高いと思えます。
一度は興味本位でハッキング行為に至りましたが、あえなく捕まってしまい社会に絶望しこの世に生きる価値などないとマックスが彼の心情をすぐ見抜いたように、光の見えない状態までに陥っていました。
そんな状態にも関わらずマックスとの出会いによって、ベンヤミンの人生は180度刺激的で華やかな人生へとシフトチェンジすることができましたし、何よりベンヤミン自身に自信がついて魅力的な男へと変貌する姿は見てて気持ちがいいです。
出会いによって、こんなにも人生を変えることができたら最高でしょうね。
羨ましさ半分、人との出会いは本当に大切だなぁと改めて思いました。
なんでもいい!手に職をつけることが現代を生き抜くための最低条件
ベンヤミンが扱うプログラミング言語のひとつマシン語。
この能力が備わっていたからこそベンヤミンは、マックス、シュテファン、パウルたちのグループに入ることができ、また数々のハッキング行為によって一躍ダーク・インターネット界や現実世界でも有名となりました。
このとき思ったのです。
なんでもいいから、何かひとつ手に職をつけることが大切だと。
それともうひとつ気づいたのが、手に職をつける以前に好きなことを見つけて没頭するということ。
ボクが20代前半の頃は将来のことなんてなにも考えず、ただその瞬間が楽しければそれでいいという気持ちで、日々労働というものを積み重ねては遊ぶことに熱中していました。
このとき手に職をつけることなんて到底考えてなくて、勉強をして何かを学ぶという行為すら放棄していました。
仕事のことだけ覚えていればそれ以外は不必要という感じで、最低限度の労力というものを考え人生を送っていました。
何事も若い頃が一番吸収率がいいと言われますが、今になって後悔を若干しています。
もっと勉強してればよかったなぁと。
でもその当時、やりたいことなんてありませんでしたから何を志して勉強すればいいのかわからなかったので、勉強そのものというよりも将来について真剣に考えればよかったと思います。
今年で30代に突入しますが、20代半ばにやりたいことを見つけ今でもインターネットの世界で日々パソコンなどの技術を磨いている最中でございます。
本職のかたわら映画ブログの執筆活動を行っていますが、この世界の一番を目指していこうと”CLAY”のメンバーを見て改めて想いが溢れてきました。
そういった意味でも、本作を観る価値は十分あったなぁと思いました。
多くを望まなくてもいい!ひとつの物事を極めさえすれば
改めて”CLAY”のメンバーについて紹介をします。
メンバーは以下のような構成になります。
野心家でありトラッシング(Trashing)とフィッシング(Fishing)を得意とするハッカーのマックス。
弱点探索の得意なハッカーのシュテファン。
ハードウェア寄りのハッカーのパウル。
人間が簡単に理解できるような形式にはなっていないマシン語を扱える天才ハッカーのベンヤミン。
この4人が難関である連邦情報局へのハッキングに挑んでいく山場があるのですが、この4人のうち誰か一人でも欠けてしまっては、ハッキングの成功に至ることはなかったと思います。
彼らはそれぞれ役割を担い自分が得意とする能力を最大限発揮することで、”MRX”が提唱する三原則を実現可能にしてしまいました。
”CLYA”の意地とプライドをかけた戦い。
いくらベンヤミンが天才ハッカーだとしても、マックスの穴を埋めることはできなかったと思います。
もちろん、他の2人についても同じことが言えます。
彼ら一人ひとりを見てると、得意なことだけをやって不得意な部分に関しては人に任せていることがわかります。
これぞまさしく最強で最高のチームと言わんばかりに、その連携プレーに釘付けになってしまいました。
話は変わりますが、なんでも自分一人の力でやろうとする人間ってみなさんの周りにいませんか。
どちらかといえばボクもそうなんですが、オールマイティーを目指そうとする人間です。
失礼な話他人の力を信用しきっていないのもありますが、一人の力だとやはり限界を感じることがあります。
たとえばこの映画ブログに関して、もっと更新頻度を上げたいという気持ちがあります。
というのも、より多くの方に読んでもらいたいですし、この映画ブログを通して交友関係も築いていきたいと思っています。
そのためにアクセス数は必要と思っています。
が、現状はというと、月に5記事も更新できてい状況で今現在の悩みの種でもあります。
”CLAY”のように誰かを雇ってチームで取り組めば、更新頻度が高くなることはわかっています。
しかし、ただ単に更新頻度が高いだけでは意味がありません。
ボクと同じ価値観をもってて書くクセも似ている人でなければ、当ブログのコンセプトからかけ離れたものになってしまいます。
それなら、自分で書き続けたほうがまだましだと思います。
なのでボクの答えとしては、情報収集能力と執筆スピードの底上げを図っている最中でございます。
タイムスケジュールを見直し無駄はないかを調べ、記事に取り組める時間を増やすように工夫を行っています。
これを継続して、ゆくゆくは毎日最低でも1記事更新することが今の目標であり、ただひとつライティング技術を高めていこうと思っています。
呼吸と同じくらい書くという行為が自然にできることが理想です。
ベンヤミンのように難しいことはできませんが、書くことに関しては極めたいと思います。
さいごに
いかがでしたか?
本作から得たものとして、3つの学びについてご紹介しました。
人によって見方はそれぞれ異なりますが、ボクは進むべき人生の指針を改め直すいい切っ掛けになりました。
多くの方は騙されまいとその部分に意識を集中して楽しまれますが、それ以外にも学びという部分に重点を置いたときに見える景色や考えることが変わります。
純粋に楽しむのもありですが、もし2回目を見ようと思っている方は、学びに重点を置きながら見てみてください。
すごく頭の体操になりますから。(笑)
今日はここまで!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
また次回もお楽しみ♪
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