【ワン・デイ 23年のラブストーリー】涙腺崩壊!男女の友情と愛情の物語に大感動
公開日:
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最終更新日:2015/08/17
ロマンス キュンとしたい, 感動したい・泣きたい
作品情報
上映時間 | 108分 |
監督 | ロネ・シェルフィグ |
原作 | デヴィッド・ニコルズ |
音楽 | レイチェル・ポートマン |
公開日 | 2012年 |
出演者 | アン・ハサウェイ ジム・スタージェス ロモーラ・ガライ(デクスターの妻となる女性) レイフ・スポール(売れないコメディアン) ケン・ストット(デクスターの父親) パトリシア・クラークソン(デクスターの母親) ジョディ・ウィッテカー(エマのルームメイト) ジョージア・キング(テレビタレントでデクスターの恋人の1人) マット・ベリー(デクスターをクビにしたプロデューサー) マシュー・ビアード(シルヴィーの弟) トビー・レグボ(シルヴィーの弟) エミリア・ジョーンズ(デクスターとシルヴィーの娘) |
こんにちは!オーサムです。
今回ご紹介する映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』は、男女の友情から発展していく素敵な恋愛を23年間に渡って描かれた作品になります。
23年といえばかなり長いように思うのですが、本作は2人が出会った「7月15日」だけにスポットを当て、物語が進んでいくというような斬新な構成になっています。
つまり、「7月15日」の1日の出来事を、23回の物語にしているわけです。(一部省略されていますが)
エマとデクスターの2人が365日の中の1日だけ連絡を取り、お互いの関係性を確かめ合いながら成長していく姿は、なんともじれったい感じもしましたが、そのじれったさが逆にどちらとも応援したくなる雰囲気を出していました。
それに変化しているのは人物だけでなく、服装やヘアスタイル、町並みといった箇所も時代を感じて、その都度の面白みがありました。
なかでも、丸い形をしたメガネをアン・ハサウェイ演じるエマが掛けている姿が、とてもキュート。
メガネ姿のアン・ハサウェイを見られるのは映画ではとても珍しく、本作以外で、この先一生拝めないかもです。
貴重な姿だけに、得した気分になりました。
それと撮影場所のイギリスとフランスの美しい町並みも印象的でしたし、エマとデクスターが初めて出会った歴史的な建物と、石畳の道があるエジンバラの町はとても美しく、芸術的で目を引きました。
目を疑うようなこんなシーンがありました!
2人がバカンスで訪れたフランス・ブルターニュ地方の海岸でのシーンなんですが。
なんとそこには、全裸でBBQをしている老夫婦たちもいればヨガをしている人が、エマとデクスターの視線の先にいました。
ある意味こちらも芸術的で目を引きました。
どうしてこのようなシーンを取り入れたのか、監督の意図はわかりませんが、このようなビーチののことを、『ヌーディストビーチ』と呼ぶんだそうです。
実際オーストラリアにはヌーディストビーチらしきものがあるようですが、その実態は富裕層のおじ様たちがくつろぐ開放的な場所なんだそうです。
調べてみるとそのほかにも、ヌーディストビーチと呼ばれるところはたくさんありましたが、場所によってはゲイが集まるところもあるみたいです。(笑)
興味本位で行くのには、ちょっと勇気がいりますね。
ラストシーンは本当に衝撃的でした!
私のイメージですが、ラブストーリーといえば最後はハッピーエンドに終わることがほとんどですよね。
しかし、本作は違いました。
久々に空虚感といいますか、やるせない気持ちになりました。
こんな衝撃的な展開になるなんて、完全に油断してましたね。
ラストの展開を観たときには、もう涙・・・涙・・・涙、涙せずにはいられないほど。
それほど本作は美しい映画とも言えますし、切ない映画とも言えます。
私は普段はあまりラブストーリーを観ないのですが、たまには人の幸せを客観的に見るのもいいですね。
恋愛をしていない人でもきっと恋愛をしたくなりますし、恋人がいる人なら2人で観ることで今よりも、もっと愛情を深め合うことだってできるはずです。きっと。
(ただし、ハッピーエンドを期待している方は観ないほうがいいです。)
友情とは何か?
愛情とは何か?
デクスターとエマの惹かれあう心が見え隠れする点は、ホントもどかしさMAXでしたが、逆に私が思い描いたものとは違った展開だからこそ純粋に楽しめました。
恋愛映画の新たな傑作と言えるひと作品で、かなりおすすめです。
愛の形にはいろんなパターンがあるということ
絶対に観るべき映画としておすすめしていますので、極力ネタバレは控えさせてもらいますが、これだけは言わせてください。
衝撃のラストシーンを観て、結局この映画は何が伝えたかったのかわからない感じでした。
2人の愛のストーリーをわかりやすく伝えるのなら、もうちょっと物語の展開を考えるべきだと、そのとき思いました。
しかし改めて別の見方で考えてみると、これはこれであり、という思いが芽生えました。
その理由に、愛の形って人それぞれだと思ったからです。
たとえ本作のような展開になったとしても、デクスターは最後に愛の形を探し出すことができてたわけだし、しっかりと前を向いて生きてたことがなによりの証拠です。
この世の中には愛の形は2種類あって、『目に見える愛と目に見えない愛』があります。
たとえば、目に見える愛には「笑顔」があります。
大切な人の笑顔を見てると、幸せな気持ちになりませんか?
笑顔は辛い状況のときにこそ1番効果があって、気持ちが落ち込んでいてもその人の笑顔で自らも自然と笑顔になることってありますよね。
気持ちにゆとりがないときは中々気づきにくい部分だとは思いますが、心に余裕が出てきたときに、そこではじめて笑顔は愛の形だったと気づくわけです。
逆に目に見えない愛には、「想い」があります。
たとえば、大切な人と同じ空間にいるときやいないときでも、その人に対する気持ちはほとんど変わりませんよね。
離れていれば時間の経過と共に、その想いもあっという間に消え去ってしまうという意見もあると思いますが、それは一方的な考えであり、いつまでも大切な人を想う気持ちが消え去らないことだってあるはずです。
一緒であろうがなかろうが、相手を想う変わらない気持ちこそが、目に見えない愛の形なのです。
本作でデクスターの父スティーヴンがセリフの中で言っていましたが、この言葉は目に見えない愛の形についてデクスターに伝えたかったのです。
一緒にいないから、愛の形を表現できないということはありません。
一緒にいなくても、愛の形を表現する方法はいくらでもあります。
その方法について本作は、きっとそのことを伝えたかったのではないでしょうか。
ストーリーだけでなく、曲も素晴らしくいい
未だに予告編で流れる挿入歌が、頭から離れません。
これは誰が歌っているの?、なんの曲なの?
気になったので調べてみると、すぐに見つけることができました。
その気になる曲とは、OneRepublic(ワン・リパブリック)の「Good Life」という曲です。
この曲はヴォーカルの声に透明感があって、リズムがよくいつまでも耳に残ってしまうほど、居心地のよい曲です。
どことなくマルーン5に似ていて、この手のジャンルが好きな方は、きっと同じように好きになると思います。
私なんて映画を観た翌日に、CDまで購入しちゃいましたからね。
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気になったら即行動!
NATIVE(ネイティヴ )というアルバムで、「Good Life」以外に1番目の「Counting Stars」や2番目の「If I Lose Myself」、それに8番目の「Au Revoir」もおすすめです。
こんないい音楽に出会えるのも、映画を観てよかったなぁ、と思う瞬間でもあります。
OneRepublic(ワン・リパブリック)/「Good Life」
最後に・・・
人の幸せそうな映画を観て一体何が楽しいのか?
今まで観たロマンス映画の多くは、ハッピーエンドで終わるものがほとんどで、確かに心温まることはありましたが、一方で”退屈”を感じることもありました。
「ロマンス映画=ハッピーエンド」というイメージが私の中で根付いているため、先が読めてどうも面白みに欠けてしまうのです。
そんなこともあって、ロマンス映画を好んで観ることはありませんでした。
しかしロマンス映画の中でも、本作のような期待を裏切る結果に終わる作品は珍しく感じます。(ただ単に私が知らないだけなのかもしれませんが。)
ハッピーエンドに終わらないロマンス映画ですが、本作を通して視点を変えてみることで今まで見えなかった、考えたこともなかった、愛の形を学ぶ切っ掛けになりました。
人の数だけ、愛の形も人それぞれです。
パートナーとは、何年経ってもお互いの気持ちを尊重しあえるような、素敵な関係を築きたいものですね。
本作を観たい方は、どうぞHuluかdビデオで。
・無料もしくは月額933円で観たい方はこちら→Hulu Japan
・無料もしくは月額500円で観たい方はこちら→dビデオ
今日はここまで。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
また次回もお楽しみ♪
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Comment
ほぼ同感ですが、笑顔が愛とは思いませんね。
悪質商社も優しく笑顔ですからね。うちにも来ました。
しかし、よく映画を研究されてますね。感心しました。
メール入れないでよ