ゾンビ系で最高クラスの面白さを誇る海外ドラマ「ウォーキングデッド」
公開日:
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最終更新日:2015/05/16
海外ドラマ ハラハラ・ドキドキしたい, 学びたい
友人から海外ドラマのなかでもピカイチ面白いと勧められた「ウォーキングデッド」。
ゾンビ系の映画や海外ドラマは結末や内容そのものが似たり寄ったりで、どうせ何かのウイルスで感染した人間がゾンビになって、世界中に繁殖したゾンビをやっつけておしまいというような流れだと思うからつまらないだろうな~っと思っていました。
ゾンビと言えば私はバイオハザードをすぐに思い浮かべてしまうので、そのイメージが強いわけです。(バイオハザードが面白くないと言っているわけではないですよ(^_^;))
だから観たいものがないときにでも暇つぶしに観ようと思って、そのときすぐに鑑賞はしませんでした。
しかしすぐに鑑賞しなかったことを後悔させられるほどの衝撃が、「ウォーキングデッド」にはありました。
はっきりと言わせてもらいます!
ウォーキングデッドは、ただのゾンビドラマではありません。
窮地に立たされた時の人間の本性が垣間見れてかなり面白い作品です。
作品に出てくる登場人物一人ひとりを観察してみると、発言や行動でどのような人間なのか、その人の本性をある程度理解することができます。
たとえば主人公リックは道徳的な感性を強くもっていて、その時々の判断や危険時の対処方法など、観ていて納得する要素満載でした。
その他こちらの作品は、人間が生きる本来の目的についても深く考えさせられるヒューマンドラマです。
その中で私は多くの気づきを得られました。
- 生と死について
- 正義について
- 恐怖について
- 絆について
- 集団について
- 愛と友情について
などなど、様々なシーンで深く考えさせられました。
これらのテーマについて考えていく中で現代社会でどう生きていくか、自身の生きる目的を明確にするためのヒントにもなりました。
どの学びもマイケル・サンデルの白熱教室であがるような議題のようですが、この作品と出会えて自分はどのような人間であるのかを客観的に認識することができ、改めて自分自身のことを知るいい機会でした。
それにこの作品を観ている最中に、私だったらこのときこう判断するとか、このように行動するとか、考えていくうちに段々楽しくなって夜も眠れないことがありました。(笑)
もちろん、このように考えなくても純粋に楽しめる作品です。
ただこの作品は、楽しかったとか、怖かったとかの感情の部分だけで終わらせるにはもったいないほど、どの話からも現代社会に向けたメッセージが感じ取れます。
目で観たものや耳で感じた音、それから頭で考えたことや心で感じたことをそのまま言葉にしてあらわすと、自身の考えていることが理解しやすくなると思います。
自分のことを知るのは相手のことを知ること以上に難しいですから、自分が何のために何を目的に生きていけばいいのか悩んでいる方は、ぜひこちらの作品を観て将来の方向性について考えてみてください。
ちなみにブログでも紙でもどちらでも構いませんので、そのとき感じたことや考えたことを文章にして書き出す練習を行えば、頭の中を整理することができるのでおすすめです。
<予告ムービ/シリーズ1>
ストーリーのあらすじ(※ネタバレあり)
ウォーキングデッドのストーリーについてですが、シーズン1からシーズン4までのあらすじについて一気に解説したいと思います。(平成26年8月17日現在、配信されているのがシーズン4までのため)
ストーリーは冒頭からハラハラ・ドキドキもので、ドラマの魅力に引き込まれてしまいます。
シーズン1
車が何台も重なり争いが過ぎ去ったかのような雰囲気のなか、主人公リックが車を走らせているところから物語は始まります。
そして、そこで居合わせる一人の少女。
やっとの思いで生存者を探したと思いきや、そこで居合わせたのはもうすでにゾンビ化した姿の少女。
襲ってくる少女の額に銃弾を1発浴びせたあと、そこから物語はさかのぼります。
このシーンは2回目観たときなんかはかなり印象的で、のちに「関係と無関係が生む死の価値観」について深く考えさせられるシーンでもありました。
主人公のリックは、保安官の仕事中に銃弾を受け昏睡状態のまま病院へ運ばれます。
仕事のパートナーであり、親友でもあるシェーンに助けられるのですが、目を覚ましたときには時すでに遅し。
ゾンビと死者で埋め尽くされた世界が辺り一面に広がっているのです。
リックは状況を理解できていないまま、とにかく愛する妻と息子の行方を捜しにいく旅に出たあと、旅の途中で様々な辛い思いをしてきた生存者達と出会い、共に生き延びるために仲間を作っていきます。
物語の展開は意外にも早く、3話目で妻ローリと息子カールと感動の再会を果たします。
しかしその感動もつかのまま、親友のシェーンと妻ローリはここで思いがけない秘密で苦しむことになります。
その秘密はのちに、主人公リックを巻き込んだ大きな事件へと発展するとは知らずに…。
もうこの時点で私の頭の中は妄想に妄想を重ね、パンク状態です。
とにかく話の先が気になってしょうがないのです。
それに親友のシェーンはローリと新たな関係を築こうとして、リックに銃を向けてしまうシーンなんかは、シェーンの葛藤が見事に描かれていて見応えがあります。
それからシーズン1の最後の話では、登場人物のジムが怪我を負ってしまいウォーカーに覚醒するのを防ぐことができる治療薬を求めて疾病対策センター(CDC)へ向かうのですが、これがまたまたショッキングな結末を迎えるわけです。
その結末はウォーキングデッドを観てのお楽しみです。(´∀`)♪
シーズン2
それからシーズン2に移りますが、前半はなんともじれったい展開でキャロルの娘であるソフィアがウォーカーに襲われて、森の中に逃げ込みそのまま迷子になってしまいます。
旅の仲間達は何日間も足止めをくらいます。
ソフィアの足跡だけを頼りに探しますが、足止めをくらっている場所はいつウォーカーに襲われてもおかしくないほど安全性に乏しく、徐々に絶望を抱く人も出てきます。
絶望は死を意味しますから、裏切り、自殺、殺人などこの世界では色々と起きてもおかしくありません。
ただ言えることは、どんなときでも希望をもっている人間は強くたくましいということです。
希望を抱いている人間は生き延びるために考え行動を起こします。
希望を捨てた瞬間に待っているのは、死ということがわかっているからです。
今まで旅をしてきた中で、そのことは旅のみんなは理解していることだと思います。
だからこそ仲間同士で支えあって、ときに励ましあい、助け合い生きているのだということが感じとれます。
ソフィアを探しても探しても見つからないときに、リックは神にもすがるような想いでソフィアの生存を祈ります。
あのときの判断は正しかったのか、自らの行いを懺悔しつつ奇跡を願いますが、そこはそこいらの作品とは違い現実味のある展開になります。
そしてストーリーが進むにつれてある命と引き換えに、新たなる仲間と出会います。
シリーズ2では序盤から終盤にかけて物語は、かなり面白い展開が繰り広げられます。
この時点で私は、ウォーキングデッドのファンに確定しました。
子供が生きるのには過酷なこの世界で、果たしてこのまま生きていく意味があるのか、ローリの中で絶望が芽生えるシーンなんかは深く考えさせられます。
また新しい仲間が隠している秘密やローリーの秘密、それに加えシェーンの秘密についても…。
どれもこれも観ていく中で、私の興奮度はMAXです。
その興奮はシリーズ3でも、けして冷めることはありません。
むしろヒートアップな展開が繰り広げられます。
シーズン3
シーズン3からは、リックのライバルである総督の登場とともに人間同士の縄張り争いがはじまります。
ここで思うのは、ウォーカー以上に本当に怖いのは人間だということです。
この現実の世界でも1番怖い生き物について考えましたが、やはり何より怖いものは人間です。
ルールや法律、秩序のない壊滅した世界にでもなれば、人は人を簡単に殺してしまいます。
その光景は、私たちがアリやダンゴムシを踏み潰して殺す感覚と同じで当たり前のように…。
まるで戦争を見ているかのようです。
そこで思うのが私たち人間は、国に守られていることを改めて実感します。
国によって生かされていると…。
シーズン4
そしていよいよシーズン4なんですが、幾度となく死線を乗り越えてきたリックとその仲間達に新たなる脅威が襲いかかります。
ウォーカーでもない、人間でもない何かです。
やっと落ち着いて過ごせると思いきや、彼らに休まる時なんてありません。
目に見えないだけあってかなり厄介な相手です。
「忘れてました!人間よりも怖いものはコイツ意外考えられない」という感じです。
重要人物までもピンチに陥りますから、それはそれは観ててどうなっちゃうの~と叫びたくなるほどヒヤヒヤします。
それにあるシーンでは、みんなのためにとキャロルは考え焼殺した行為について、命の尊さについて考えさせられました。
自分が正しい行いをしたと思っても、人によってはその行為が道徳に反するものとして捉えられてしまいます。
何が正しくて何が悪いのか、ドラマの世界ではその基準が集団の中で決められます。
ほとんどはリーダーであるリックが決めますが…。
リックがいかに道徳的な人間なのかがわかると思います。
それからキャロルは集団から外れることになりますが、再び現れる総督のせいでリックと仲間たちもバラバラにはぐれてしまいます。
バラバラになった一同は、仲間たちの再会を信じて1つの目的地へ向かいます。
愛する人のためにいち早く目的地を目指す人もいれば、国を救うために目指す人もいます。
この悪夢から早く目覚められるようにと言わんばかりに。
そしてウォーキングデッド始まって以来の衝撃的な出来事が、目的地に向かう旅の途中で起きてしまいます。
その出来事は、不安や恐怖が常につきまとう世界で育った代償なのかもしれません。
子供が狂気にはしるシーンは、観てるこちら側としてもストレスすら感じました。
リジーの言い分もわかりますが、そこまでしなくても…という感じです。
シーズン4最後のエピソードは、リックの仲間たちが次々に終着駅に着くのですが、安心もつかのま新たなる登場人物に囚われてしまいそこで終わってしまいます。
またまた続きが気になる感じで終わってしまうので、早くシーズン5が公開されるのが待ち遠しいです。
以上、シーズン1からシーズン4までのあらすじでした。
私の意見が所々含まれていますが、ウォーキングデッドは本当に素晴らしい海外ドラマですのでぜひ観てください。
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見どころポイントのまとめ!
・【グロさ120%】ウォーカーに襲われて人間が食べられるシーンがリアルすぎる!
・なんだかんだいって人間は争い好きということが実感できる!
・次々に立ちはだかる問題に立ち向かう主人公リックとその仲間達の生き様がカッコイイ!
・先の読めない展開にまったく飽きさせない!
・便利で快適な現実世界とそれを失った世界の違いについて学べる!
・仲間を通して信頼関係の大切さが学べる!
・死の価値観について学べる!
・生への意義について学べる!
・人間なら誰しも備わっている醜い本性について学べる!
・ルールや法律のない世界に住む人間の様子がみられる!
・リーダーの素質について学べる!
・綺麗事だけでは生きていけない世界について学べる!
・道徳、倫理、正義、悪などの点について学べる!
・物事に対する価値観について学べる!
・愛と狂気について学べる!
見どころポイントについて簡潔にまとめましたが、このようなことを私は映画を通して学ぶことができました。
このような視点で作品を観ることで、また一段と違った面白さが味わえるのもウォーキング・デッドの醍醐味と言えます。
本当に素晴らしい海外ドラマですので、これらの学びを人生でどう生かそうとしたのか、考察についてはのちのち書きたいと思います。
注目のキャスト
ウォーキング・デッドに登場する人物の中で、“最もカッコイイ男優さん”と“最もカワイイ女優さん”を取りあげて、私が勝手に表彰しています。
かなりヤバイぐらいにカッコイイ男優さんとカワイイ女優さんが出演されていますので、それでは今からご紹介したいと思います。
最もカッコイイで賞
ウォーキング・デッドNo.1の伊達男といえば、もうこの方しか考えられません。
その男優さんとは、作中でダリル・ディクソン演じる『ノーマン・リーダス』です。
この甘いマスクは、世の女性の心を射止めること間違いなしです。
ノーマン・リーダスが演じているダリル・ディクソン役は、クロスボウを操りゾンビを次々と倒していく無口でクールなキャラクターです。
リック率いる仲間の中心人物の一人でもあり、常に先頭をきって戦う姿はまさに男の中の男。
物語の中でキャロルやベスのどちらかと恋に発展するかと思いきや、そうでもない展開にファンの方もほっとしているのではないでしょうか。
しかし情報によると、ロバート・カークマン監督はダリルが”ゲイ”設定にするかどうかを検討しているようです。
個人的にはダリルへのイメージが崩れてしまうため、それはやめてほしいですね。
まだどうなるのか監督の思惑はわかりませんが、ダリルが”ゲイ”設定にならないことをただただ願います。
ちなみにノーマン・リーダスは、私の大好きな映画『処刑人』にも出演していた経験があります。
1999年とずいぶん前の映画なので、全く気がつきませんでした。
処刑人は主人公が2人いて、その中で彼は弟のマーフィー・マクマナスを演じています。
カトリック教徒の2人が神の啓示を受けて、悪人を次々と殺害していくというとっても面白い作品ですので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
最もカワイイで賞
ウォーキング・デッドで気になった女優さんは2人いて、1人目は作中でマギー・グリーン演じる『ローレン・コーハン』。
2人目はベス・グリーン演じる『エミリー・キニー』です。
この賞を決めるにあたって、どちらとも魅力全開で本当に2、3日は悩みました。(笑)
しかし悩んだ末に私が出した決断は・・・
『エミリー・キニー』です!
理由は、ローレン・コーハンはどちらかと言えば、カワイイというよりもセクシーな印象だったからです。
シーズン2の第2話でエミリー・キニーが初登場して、このときの彼女は幼くてかわいらしいという印象を受けました。
が、年齢を調べてみてビックリ!
シーズン2は2011年に放送されていて、当時の年齢は26歳なんだそうです。(ちなみに現在は29歳です)
ひょえ~~~~~。
とてもじゃないけど全然見えません。
まだ10代と思っていました。
役柄が17歳設定ですので仕方ないとは思いますが、童顔レベルがハンパないです。
それにしても、10代に見間違われるほど役に徹しきれている彼女の演技力が高いということになりますね。
彼女のことについて色々と調べようと思いましたが、あまり情報が出てきませんでした。
少なすぎます。
しいて言うなら歌手活動もしていて、その歌唱力なんですが声がとてもキレイで癒されます。
スローテンポな感じで聴きやすいと思います。
奇跡的にYouTubeで見つけましたので、興味のある方は一度視聴してみてください。
最後に・・・
ウォーキングデッドは「ブレイキング・バッド」に続く、素晴らしい海外ドラマというのは間違いありません。
次々と新しいシリーズが放送される度に、アメリカのケーブルTVチャンネルで最高視聴率を記録しています。
日本でも絶大な人気を誇っていて、なんと!安倍首相が本作のファンであると公言したことでも大きな話題となったとか。
生き残りを賭けたゾンビとの戦いで単にスリルを味わうだけでなく、人間同士の心揺さぶられるストーリーが満載の作品です。
現代社会の安全や平和が破壊され秩序を失った世界で、生存者達はどのような道を選択するのか。
登場人物一人ひとりにドラマがあって、「愛、強さ、責任感、自制心」についての部分がものの見事に描写されています。
現在HULUでシーズン4まで配信されていて全て観ましたが、次のシーズン5はいつになるのかまだわかりません。
待ち遠しくて仕方ありません。
情報によると、今年(平成24年)の10月にアメリカでは放送されるみたいです。
となるとHULUで観られるのは、それから1週間~1ヶ月ぐらいはかかるかもしれませんね。
この作品を視聴していたときは、夜遅くまで観ていたのでずいぶんと寝不足が続き、目をこすりながら仕事をしていたものです。
しかしシーズン4を見終わっても、寝る前に想像を膨らませるなど寝不足になっていました。
ある意味、ウォーキング・デッド中毒にかかっていたのかもしれませんね。
今年!最もアツイ海外ドラマといえば、『ウォーキング・デッド』でお決まりです。
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