映画【クリード チャンプを継ぐ男】強く強く強くなりたいならこの映画を見ろ!
参照:https://youtu.be/bNVnX96TmJ8
作品情報
上映時間 | 133分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ライアン・クーグラー |
音楽 | ルートヴィッヒ・ヨーランソン |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開日 | 2015年11月25日(アメリカ合衆国)
2015年12月23日(日本) |
出演者 | マイケル・B・ジョーダン(アドニス・ジョンソン)
シルヴェスター・スタローン(ロッキー・バルボア) テッサ・トンプソン(ビアンカ) フィリシア・ラシャド(メアリー・アン・クリード) アンソニー・ベリュー(“プリティ”・リッキー・コンラン) グレアム・マクタヴィッシュ(トミー・ホリデイ) アンドレ・ウォード(ダニー・“スタントマン”・ウィーラー) |
こんにちは!オーサム(@awesome8v8)です。
今回ご紹介する作品は、映画『クリード チャンプを継ぐ男』です。
久々に心が・・・いや、魂が熱くなる映画に出会いました。
こちらの作品を一言で表すなら、闘争本能に火がつく映画。
プライドと意地をかけて戦う姿は、本当にカッコ良かったです。
なかでも終盤の試合はハラハラ・ドキドキの連続で、興奮せずにはいられませんでした。
試合の結果もボクの予想とは違った展開でしたし。
またそれも、期待を裏切られて面白かったです。
ボクのようにロッキーのことはあまりわからないけど、名前だけは知っているという方でも十分楽しめる内容になっていますので、興味のある方はぜひ見られてください。
さて、今からは本作を鑑賞してみての感想や学びについて綴っていきたいと思います。
※ネタバレをがっつりしているのでご注意ください。
ボクシングってすごいスポーツなんです!
改めてボクシングは高度なスポーツだと学びました。
ケンカと独学で培ったボクシングとしっかりと練習を積み重ねて培ったボクシングとでは、技術や経験すべてにおいて雲泥の差がありました。
主人公のアドニス・クリード(まいける・B・ジョーダン)は幼いころに施設で育ち、まともに親の愛情も受けていないものだから、気に入らないことがあるとすぐにケンカをはじめるような子供でした。
またケンカも強く、自分よりも体が大きい相手であろうとも反骨精神で果敢に立ち向かう、そんな子供でした。
父アポロ・クリードの血を引き継いでいる証拠なのもしれませんが。
そんな彼も大人になり社会人をしながらボクシングをはじめ、ケンカと独学で学んだボクシングでメキシコのリングで次々と相手をノックアウトするなど目まぐるしい活躍をしていました。
ただ所詮は素人の草ボクシング。
アメリカのとあるボクシングジムに足を運んだアドニスは、その洗礼を受けてしまいます。
車を賭けてボクシングを挑むなんて、覚悟のあらわれなのかそれとも自分の強さを誇張しているのか。
その自信は、ダニー・ウィーラー(アンドレ・ウォード)を目の前に一瞬にして粉々に打ち砕かれてしまいました。
ダニー・ウィーラーとスパーリングを組む前、あの天才ボクサー・アポロの息子というだけで内心特別なものを期待していました。
もしかしたら案外イケるかもしれない、そう思っていました。
が、現実はそう甘くはないことを思い知らされました。
ダニー・ウィーラーは世界を舞台に、幾度となく修羅場をくぐり抜けた世界ランカー。
かたやメキシコという狭い世界で、草ボクシングで培っただけのただのボクサー。
また両者は、トレーナーやチームメイトのもとで学んだ者と独学で学んだ者とで違いがあります。
”ボクシングはケンカではなくスポーツ”
ケンカが強かろうがパンチ力が強かろうが、ただ身体を鍛えるだけでチャンピオンになれるのなら、みなボディービルダーってことになります。
ボクシングは力がすべてではありません。
精神的な部分も大きく左右されるスポーツです。
ロッキーがトレーナーについてからは、アドニスにボクシングのいろはをいちから叩き込んでいきます。
技術面ではシャドーボクシングやミット打ちなど、精神面では過酷な訓練に耐えうるマインドや感情のコントロールなど。
なかには一風変わった訓練方法もありましたが、その一つひとつの動作には意味があって、ボクシングがいかに高度なスポーツであるのかをアドニスの成長過程を通して強く感じ取れました。
ボクシングって本当にすごいスポーツです。
ボクシングを愛した男の純粋さがたまらなくいい!
本作には数多くの名シーンがありますが、一番のお気に入りはアドニスとロッキーの2人でパンチングボールを叩いているシーンです。
ロッキーは現役から身を引いていたこともあってリズムを外すこともありますが、またボクシングに触れることができ嬉しい感情を抑えられないのか、興奮しているさまが本当によかったです。
ロッキーが興奮している姿に、ボクが興奮してしまいました。もう最高です。
ボクシングが本当に好きなんでしょうね。
好きなことをして輝いている男の姿は、かっこ良く一番の憧れでもあります。
伝説の男でも自然の摂理には敵わない!
『ロッキー』の新しいシリーズの幕開けとして製作された本作。
スクリーンにスターロンが帰ってきたのは、ロッキーファンにとってはとても嬉しい気持ちであったに違いありません。
しかし実際は本作を観ると、複雑な心境を抱くかと思います。
というのも、今回ロッキーの身体からは癌が見つかってしまいます。
体力はどんどん衰え、まともに階段さえ登ることができなくなってしまいます。
それどころかミットも握れないほど、ロッキーの身体は老いてしまいました。
これが現実なのかと、いくら伝説の男でも自然の摂理には敵わない。
つまり老いというものには、逆らえないし敵わない。
超人的なロッキーならまだまだやれると内心は期待をしていましたが。
人間は高齢とともに誰しもが健康問題の壁にぶつかるものだと感じました。
そんなボクもいずれはと思うと、日々の健康に気をつけていこうと思いました。
心温まるロッキーとアドニスの絆は涙が出るほど最高!
アドニスにとっては、ロッキーは父親のような存在。
ロッキーにとっては、アドニスは息子のような存在。
この2人の絆には何度も泣かされました。
現実的に考えて、この2人は本来交わることのないふたりなんです。
言葉の表現は悪ですがリングの上で父を殺したロッキーと、その息子のアドニスなんですから。
でもアドニスはロッキーに対して、父アポロと同じリングの上で戦うためにトレーナーについて欲しいと懇願します。
むしろ父はリングの上で亡くなったのだから本望に思っているといい、ロッキーへの恨みなんて微塵もありませんでした。
そんな2人の絆が徐々に深まっていく過程は、見てて微笑ましく思いました。親子そのものです。
時に心がすれ違ったこともありましたが、アドニスがケンカで留置所へ連れて行かれたとき、ロッキーが駆けつけてアドニスに言葉を投げかけるシーン。
今までまともに親子からの愛情を受けずに育ったアドニスにとっては、はじめて叱ってもらえた気がして愛情を感じた瞬間でもありました。
今までアドニスのなかで漠然としていたものがすっきりしたみたいで、その嬉しさからか涙をこらえきれず泣いてしまいました。
ボクも感情移入しすぎて泣いてしまいましたが。
アドニスの気持ちを察すれば察するほど、すごく!すごく!泣けてきます。
またロッキーが癌とわかってから一度は治療を断るも、アドニスの説得により治療に向けて二人三脚しながら戦う様子には心温まりました。
後半の1時間30分経過した辺りで、アドニスがロッキーのもとへランニングして向かうシーンはボクのなかではもう最高です。興奮しすぎて鳥肌が立っていました。
相手は違えども果敢に立ち向かっていく2人の勇姿からは、人生で大切なことを学べました。
一番の見せ場はクライマックスシーンのコンランVSアドニス!
なんといってもクライマックスシーンで繰り広げられるコンランVSアドニスの戦いには、心以上に魂が熱くなる。そして目頭が熱くなり強く拳を握ってしまう、そんな熱い気持ちにさせてくれました。
徐々にアドレナリンが脳内で過剰に分泌されてしまい、本来部屋を暗くして観てしまうと眠くなるボクでも、眠気どころが興奮して頭が冴え渡っていました。(ボクの体は平日に映画を見ようと思うと、高い確率で眠気に襲われてしまうようです。原因は仕事の疲れでしょうね。)
世界王者コンランの入場シーンは、敵ながらかっこ良すぎて痺れましたし試合は入場シーン以上に痺れました。
本物のボクシングの試合みたいで、映画だということを忘れてしまうほどすごくいい試合でした。
実はずっと気になっていたこと
本作でただひとつ、ずっと気になっていたことがありました。
それは何かというと、本作でアドニスの恋人であり歌手を志すビアンカ( テッサ・トンプソン)。
その彼女に対してですが。
どうしても・・・どうしても・・・どうしても、彼女のルックスが芦田愛菜に見えて仕方がなかったのです。
どうです。似てませんか。
どうでもいいことのように思えますが、個人的にはもっと美人の女優を起用して欲しかったです。
でないとラブシーンに魅力なんて感じられませんから。
さいごに
映画『クリード チャンプを継ぐ男』は、言うならばドキュメンタリー版のK-1やPRIDEを観ているようでした。
格闘技ファンのボクとしては、めちゃくちゃどストレートな作品で素敵な作品に出会えてよかったと思います。
格闘ファンはもちろんのこと、精神的に強くなりたいという方におすすめです。
勇気とか、希望とか、友情とか全部含めて得られるものが多く、人生で大切なものが学べる素敵な作品ですからぜひご覧ください。
今日はここまで!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
また次回もお楽しみ♪
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