ハリウッド版【攻殻機動隊】の草薙素子役がスカーレット・ヨハンソンってあり？それともなし？

こんにちは！オーサム（@awesome8v8）です。

8年の歳月を経て遂にハリウッド版『攻殻機動隊』の制作が本格的に始まったようですが、主人公の草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンが選ばれたことに対して、なにやら国内外で賛否両論あったようです。

もう制作は始まっていますし今さら議論しようしようとはさらさら思いませんが、攻殻機動隊のいちファンとしてどうしても心の声を言葉にしてみたかったので今回記事にしてみました。

これから書く内容はあくまで一個人としての意見になりますので、オーサムの戯言として捉えていただけたらと思います。

あり？かなし？かと言われたら・・・

原作漫画は読んだことはありませんがアニメを見ているボクからすると、全然ありだなと思います。

むしろ、ベストチョイスなような気がします。

顔の容姿にしてもスタイルにしても、草薙素子を忠実に再現されていると思います。

それなのにどうして草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンがダメだと批判されてしまうのか、不可解だったので調べてみました。

すると原因としてあがっていたのが、どうも人種と物語の設定が関係していることがわかりました。

『攻殻機動隊』の物語の舞台は、第3次、第4次大戦を経た21世紀の日本となっています。

それに主人公の草薙素子は、日本人（東洋人）という設定です。

ハリウッド版というだけで反感を買っているにも関わらず、主役の「草薙素子」にスカーレット・ヨハンソンが配役されたこと、そして物語の舞台が日本から北米に移される可能性があることから、国内外のファンから強く批判を受けているのです。

つまり原作を無視して、完全オリジナル作品になる可能性が高いということです。

このことにファンは憤慨しているのです。

ハリウッド版『攻殻機動隊』への異常なまでのバッシング

今回の配役への抗議で、9万人を超える署名が集まっているようです。

「アジア人キャラクターのホワイトウォッシュ（白人化）をやめろ！」と題された意見が多く、これじゃ明らかに人種差別問題に発展する発言じゃなかろうかと思います。

そのほか否定的な意見として、

「スカーレットが『攻殻機動隊』で主役ということに非常に喜んでるとは言えないな」

「存命中のアジア人女優はみんなご多忙中ってことなのよね」

「あぁそうだね、攻殻機動隊の草薙素子を思った時に、絶対に「白人女性」って思うもん」

「攻殻機動隊の実写版はホワイトウォッシュに決定」

など、これでは選ばれたキャストが可哀想としかいいようがありません。

忘れてはならないハリウッド版『ドラゴンボール』の苦い経験を

過去にハリウッドで実写化されたアニメはいくつかありますが、そのなかでも『ドラゴンボール エボリューション』の駄作具合といったらそれはそれはヒドイものでした。

原作を完全無視したオリジナルストーリーに加え、悟空とは似ても似つかないキャラクター設定も失笑レベルのクオリティで、原作とかけ離れた作品に仕上がっていました。

案の定、制作費の約50億円をドブに擦れるような結果しか生まれず。

原作を知る者にとってはある意味功績を残した作品といっても過言ではなく、いつまでも苦い記憶として残ってしまいました。

今回のハリウッド版『攻殻機動隊』についても、そこのことが心配の種になっているのではないかと思います。

草薙素子にスカーレット・ヨハンソンを配役し舞台を日本からアメリカに移すとなると、『ドラゴンボール エボリューション』のときの条件と一緒になりますから、もしかしたらという不安はよぎります。

できることならば、同じ失敗はしてほしくないものです。

ハリウッド版実写映画の成功事例

ハリウッドでつくられる実写映画が必ずしも失敗ばかりをしているわけではなく、なかには成功した事例もございます。

その事例のひとつに挙がるのが、2014年に公開された映画『GODZILLA　ゴジラ』になります。

ゴジラシリーズのなかでも最大級の大ヒットを記録し、興行収入は全世界で4億7731万ドルを売り上げる偉業を成し遂げました。

日本では興行収入が32億円を突破するなど、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の27.1億円を上回る結果となりました。

このように成功したのはいくつか原因となるものがあって、主なところではゴジラのクオリティと物語の質の高さが関係しているのではないかと思います。

というのも、以前にもゴジラはハリウッドでつくられていて1998年に公開されています。

このときのゴジラの容姿は、もはや恐竜に近いクオリティで正直言って低俗でした。

それに物語に関してもオリジナリティに欠けていて、作品の醍醐味でもある社会問題に触れることなく陳腐な内容。

大失敗に終わったのは言うまでもありません。

その失敗を経験にいくつか改善が加えられ、2014年版のゴジラ映画では見事に成功を収めることができたのです。

まとめ

今まで多くの漫画が実写化されていますが、失敗に終わるものもあれば成功するものもあります。

これはハリウッドに限らず日本でもよくある話です。

特に根強い原作ファンが多いものは、漫画の世界観を大切にしていることが多いですから、スケールが大きければ大きいほど再現するのも高度な技術が要されます。

いくらハリウッドといえども、原作を100%忠実に再現することは非常に難しいとは思います。

しかし最低限作品がもつ独自の世界観だけは、崩さないようにしてほしいところです。

であれば、キャストも物語の設定も日本に固執しなくてもいいとボクはそう思います。

今日はここまで！

最後まで読んでいただき、

ありがとうございます。

また次回もお楽しみ♪