映画『LUCY/ルーシー』あらすじと感想についての本音トーク
こんにちは!オーサムです。
先週の休日に話題作『LUCY/ルーシー』を観てきました。
公開されたのが先々週の8月29日にも関わらず、映画館は思ってたよりも人が少なめ。
レイトショーで観たからかな・・・。
でもお陰様で、ちょうどいい席がとれてゆったりと観ることができました。
それで、本作を観た感想ですが、個人的には良い点も悪い点もあって、悪い点はストーリーのところどころで作品の考察が浅く説明不足のように感じました。
逆に良い点はスカーレット・ヨハンソンの迫真の演技はあいかわらず素晴らしいですし、とにかく映像が美しいという印象を受けました。
とっ!・・・
感想を読む前に、あらすじについて説明を。
あらすじ
ごく普通の生活を送っていた女性ルーシーは、知り合って間もない男性のリチャードから謎のアタッシュケースを渡して欲しいと頼まれる。
ルーシーはその願いをかたくなに断るも、リチャードにワナを仕掛けられ仕方なくアタッシュケースをホテルへ持っていくはめに。
そのことが切っ掛けで、不本意な形で韓国人マフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。
マフィアはルーシーやそのほか数名の人間の体内に新型ドラックCPH4を埋め込み、海外に送り出すことで物質の密輸を行おうと計画する。
が、しかし囚われたルーシーは監視員の一人に暴行され、その弾みで体内のCPH4が漏れてしまう事態に。
そこからルーシーに異変が起きはじめ、体内にエネルギーが満ち溢れ思考も感覚も身体も驚異的な変貌を遂げてしまう。
いわるゆ、普通の人間なら全体の10%しか機能していないと言われる脳の機能が、100%へ向けて20、40、60%と段階的に覚醒していくのである。
覚醒したルーシーは、マフィアのボスであるチャンへの復讐を開始する。
殺しはしないもののチャンへの復讐を果たしたルーシーは次に、CPH4を体内に埋められた運び屋たちを探しに行くと同時に、脳科学研究ノーマンに会いにいく。
警官のデルリオに協力を依頼し運び屋たちを1ヶ所に集めてもらうが、チャン率いるマフィアたちもルーシーへの復讐と合わせて、CPH4を回収するべく運び屋たちの元へ。
このときルーシーの能力も常識を逸脱していて、人間を空中に浮かしたり、物質を意のままに動かしたりと、次々に危険を回避する。
ノーマンの前に現れたルーシーは、自身の身に起きている事実を話す。
その頃、ルーシーを追うマフィアたちと警察との激しい銃撃戦が始まる。
ルーシーの脳は100%の覚醒に向けて加速していくが、時空を超えてすべての物事を理解する。
しかしこの時、銃撃戦に巻き込まれたルーシー。
時空を超えて悟ったその物事とは?
100%に覚醒したルーシーは果たしてどうなるのか?
果たしてルーシーの運命はどうなってしまうのか、結末は映画館でお楽しみください。
感想
ブログの冒頭で、作中の悪い点として考察が浅いことを言いました。
覚醒したルーシーは、「人を自在にコントロールしてみたり、物質を変化させてみたり」と、実態に触れずにどのようにして変化を起こしているのか、不可解でなりません。
仮に100歩譲って、自身の体の一部を変えることはなんとなく理解することはできます。
人の細胞の表現は、その人の考え方次第で変化するという仮説を立てた場合ですが。
ですから、ルーシーが髪の色を変えたり、人体の一部を様々なカタチに変えたりする点には納得できます。
空間を伝って変化を起こせるのは、イルカの反響定位(エコーロケーション)に、改良を加えた能力として仮説を立てたんだろうとは思いますが、イマイチ解せないですね。
このモヤモヤとした気持ちになるのは、きっと本作の説明不足が招いた結果だと思います。
ダーウィンの進化論やアインシュタインの相対性理論、それに地球の創造説など、様々な哲学についてのお話が出てきますが、詳しい説明が一切なく映画の時間的な問題なのか、映像で集約している感がありました。
この部分の説明をもう少し加えたら、もっと面白い作品になると思いますし、脳科学好きや哲学好きの人にも高評価が得られるのではと感じます。
まぁ、その点を難しく考えなければ、全然楽しめる映画です。
地球や人が誕生するまでの過程をものの見事に描いている映像はとても綺麗でしたし、テンポにも飛躍感があって圧倒されました。
それになんといっても、主人公ルーシーを演じるスカーレット・ヨハンソンの演技には脱帽です。
彼女の演技の何がスゴいかって?
それは、演じている役に違和感がなく、あたかも元からそうであったかのように見えてしまうわけです。
たとえば、薬中の人が突然心臓発作を起こす姿ってイメージできますか?
目は逝ってて、体全身がブルブル震えている姿です。
彼女が覚醒するシーンでは、それが完璧に演じられているわけです。
本当に心臓発作を起こしているみたいで、そのくらい不自然さがなく浸透しています。
それに彼女の顔が魅力的なのか、それとも雰囲気がセクシャルなのか、見るたびに色気を感じるのは私だけでしょうか?(笑)
スカーレット・ヨハンソンだけを目的に、こちらの作品を観るのもいいかもですね。
見どころポイント
映画『ルーシー』の見どころポイントは3つあって、
1つ目は、脳の覚醒が可能とするものを仮設を元に表現しているところです。
人を空中に浮かせてみたり、
受話器ごしに相手の見える物を自身の頭の中に投影してみせたり、
地球上の生命エネルギーを可視化できるようになったり、
拳銃や車などの物質を意のままにコントロールしたり、
莫大な量の論文をものの数時間で覚えて理解したり、
時空を超えたり、
などなど、人間の脳が10%以上超えると、このような能力を手にすることができるであろうという仮設を楽しむことができると思います。
次に2つ目は、スリリング感のあるカーアクションです。
「TAXI」や「トランスポーター」でお馴染みのリュックベッソン監督が務める作品ということで、彼のカーアクションはド派手かつ周りの状況はガチャガチャなわけです。
何十台とある車を次々にぶつけてはひっくり返したり、公道ではなく歩道を走らせてみたりと、観てて目が追いつかないほどスピーディーな展開が繰り広げられます。
本作でも数分の間はカーアクションシーンがあって、彼といえばカーアクションというイメージがもう定着していますね。
最後になりますが3つ目は、ルーシーが人間で無くなっていく過程を表現しているところです。
覚醒する前まで普通の女性だったルーシーも、感情の部分や人への関心までもが徐々に失われてしまいます。
作中で登場するルーシーの友人も、そこにいるルーシーはいつものルーシーではなく、まるで別人かのようにポカン!となってしまうほど。
それに脳の覚醒が進行すると共に、今自分が何をしなければいけないのか、ある使命を果たすべく行動を変えていきます。
過去から現在に至るまで、世の末を悟った人間が考えることとは、私たちには到底理解できないことですから、あくまでそういうな考え方もあるんだなという風に感じていただけたら、本作を観る人にとっては新しい発見が見つかるかもしれません。
注目のキャスト
本作の注目キャストは、ハリウッドで最もセクシーな女優の1人である『スカーレット・ヨハンソン』です。
というか、彼女以外の女優ってほとんど出ていないんですね。
ルーシーの友人役を演じているのは女優アナリー・ティプトンですが、とにかく本作は、アナリー・ティプトンやモーガン・フリーマンにしても脇役の影が薄すぎます。
映画の題名がルーシーですから、ルーシーのインパクトが強いのは当たり前なのかな。
本作は彼女のための映画と言っても過言ではありません。
そんな彼女ですが仕事でもプライベートでも充実しているらしく、プライベートでは9月4日にフランス人でジャーナリストと言われるロマン・ドリアックとの間に女児が誕生したんだそうです。
出産予定が今夏と言われていてやや遅れていましたが、やっとの想いで産まれてよかったです。
ちなみにその子の名前は、“Rose”なんだそうです。
仕事では休む暇もなくスカーレット・ヨハンソンの最新作映画「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」が、日本で10月4日に公開されます。
こちらの作品は、スカーレット・ヨハンソンが初のフルヌードに挑戦したSFスリラー。
彼女は自らの妖艶さを武器に、次々と男たちを誘惑していく地球外生命体を演じています。
予告編では、ヨハンソン演じる黒髪のクールな美女が街ゆく男を車中から物色、艶めかしく誘う姿が官能的に映し出されています。
それに黒い下着姿でグラマラスなボディを惜しげもなくさらすシーンは、思わず目を奪われます。
予告編が公開されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
最後に・・・
映画『ルーシー』は、リュックベッソンが監督を務めた作品の中でも史上最高興収入を樹立し、全米で初登場1位に輝いた作品なんだそうです。
その額はすでに280億円を突破しているとか。
日本では同時期に、「STAND BY ME ドラえもん」や「ルパン三世」が公開されましたが、初登場3位とまずまずの好スタート。
今のところ続編があるのかはわかりませんが、大ヒットしてますから次回作を作る可能性は高そうですね。
本作はいろんな理論について説明が少なかったので、次回作はその部分が改善されていることを願います。
家族や友人、恋人とのデートで一緒に観て楽しむことができますので、ぜひ映画館に足を運んでみてください。
長くなりましたが、いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします。
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