映画【フォーカス】観察力が通用しない?天才詐欺師にあなたも騙されるハズ!
参照元:https://youtu.be/bPvc8bMbNqc
作品情報
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | グレン・フィカーラ ジョン・レクア |
音楽 | ニック・ウラタ |
公開日 | 2015年 |
出演者 | ウィル・スミス(ニッキー)マーゴット・ロビー(ジェス)
ロドリゴ・サントロ(ガリーガ) ジェラルド・マクレイニー(オーウェンズ) B・D・ウォン(リ・ユァン) アドリアン・マルティネス(ファーハド) ロバート・テイラー(マキューエン) |
こんにちは!オーサムです。
自分がどれほどの観察力や分析力があるのか?
映画を観て確かめたくなることってありませんか?
そんなとき決まって観たくなるのが、詐欺や探偵をテーマにした映画ですよね。
詐欺や探偵映画といえば、ボクの場合「マッチスティック・メン」や「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、それに「シャーロック・ホームズ」などの作品がすぐ頭に浮かんできます。
が、ここ最近詐欺をテーマにした映画で久しぶりに面白いと感じたのが、今回ご紹介する映画『フォーカス』です。
主演はウィル・スミスで、本作では天才詐欺師ニッキー役を演じています。
また、ヒロインは未熟な詐欺師のジェス役を演じるマーゴット・ロビーです。
2人はアメリカで、2016年8月5日に公開が予定されている映画「スーサイド・スクワッド」でも共演を果たしています。(日本での公開は今のところ未定です。)
そんな2人が繰り広げる騙し合いや駆け引きは、本作の見どころポイントでもあります。
なかでも、3年経ったあとのニッキーとジェス2人の駆け引きは最高でした。
ラストシーンで駆け引きの事実を知ったときは、ニッキーの素敵な勘違い?という具合で開いた口が塞がりませんでしたから。
オレ(わたし)は絶対に騙されないと絶対的な自信のある方は、本作を観て自らの能力を試されてはいかがでしょうか。
油断すると騙されてしまいますよ。絶対!!!
さて、話は変わり、今からは本作を通して学べたことについて書いていきます。
本作を観て学べたことは2つあります。
1つ目は、「詐欺師になろうと思ってもなれるものではない」ということ。
2つ目は、「何かを得るためには、何かを捨てなきゃいけない」ということ。
では今からは、これら2つのことについて詳しく説明します。
映画フォーカスを観て学べた2つのこと
1つ目「詐欺師になろうと思ってもなれるものではない」
ボクはこの手の映画を好んで観るのですが、どうして詐欺師をテーマにした作品が好きなのか。
改めて心のなかで自問自答してみると、わかったことがあります。
それは他の人からすれば、幼稚な考えと思われてしまうかもしれませんが。
ボクは心の奥底で詐欺師?いや、詐欺師に必要なスキル(能力)を手に入れたいという思いがあることに気がつきました。
影響力を受けやすい体質なのか性格なのかわかりませんが、この手の映画を観てしまうと、つい詐欺師になりたいという欲求にかられてしまいます。
ボクももう今年で29歳になりますが、いい年こいてバカなことを思っていると自負してます。
でも、本作に登場するニッキーのような詐欺師になることができたらと、この映画を観るとつい夢を見てしまいます。
だって、だってですよ。
言葉は悪いかもしれませんが、人をああも簡単にあざむことができたらなんだって仕事がうまくいくと思いませんか?
人のものを取るという行為は犯罪に値しますが、
人の心を奪っても犯罪にはなりませんよね?
つまり何が言いたいのかというと、詐欺師に必要な能力を身につけることができたら人を簡単にコントロールすることができるのでは?と思いました。
人をコントロールというと洗脳とか、宗教とかの言葉が連想されそうですが、ボクが思っているのはそういうことではなくて、どちらかといえば統率です。
たとえば、部下をかかえる立場の人間だとして、どうのようにすれば部下を統率して仕事能率を上げることができるか。
このような悩みをもっている人がいたとします。
こんなときって、相手を変えよう変えようとする人がいますが、人というのはすぐに変わるものでもありません。
相手を変えるための労力もかなり大変ですし、なにより自分が変わったほうがなにかと楽です。
それに思いのほか、自分の思い通りにことが運ぶことが多くなります。
悩みや困ったことがあれば、まずは相手に原因があるのではなく、自らに原因をフォーカスすることを意識することがよりより人生を生きていくための重要なポイントになります。
と、若干話しが脱線してきましたので、そろそろ本題に戻りますが。
では詐欺師の能力といっても一体どのような能力を身に付ければいいのか、またはどのような訓練が必要なのかネットで調べてみると面白い回答がありました。
ヤフー知恵袋のなかで、大変納得させられるような意見がありましたので、そのまま引用させていただきます。
下記は、”一流の詐欺師になるためにはどのような訓練が必要か?”という質問に対しての引用になります。
一流スパイになるのと同じ訓練。
と資質。
政治、哲学、経済、文化に精通したインテリジェンス。
育ちの良さが分かる上品さ。
イヤミが無い、しかし様になっているオシャレ。
控え目な態度と礼儀。
要するに詐欺師やらなくても、
普通に社会でまっとうに生きようとしても成功しているだろう人物。
ネットで詐欺ろうとか、振り込み詐欺やろうとか思ってる時点で負け組。
マジで凄い詐欺師って、逮捕後も被害者がその詐欺師を庇うような発言するから。
いや、あの人は本当はそんな悪い人じゃない、とか。
そのくらい物凄い人間的に魅力ある人なら凄い詐欺師になれるね。
魅力の無いただの臭そうなブタだから
振り込め詐欺とかセコイ事やるんだがね。
超やり手の詐欺師は大富豪とか財閥とか資本家とかをターゲットにする。
圧倒的な知性と魅力で相手を虜にして、絶対的な信用を得るところから始まる。
そんな詐欺師は今時日本にはいないだろうね。
確かに、ごもっともな意見ですね。
詐欺師に必要な能力というのは、相手の信頼を得ることに集約されます。
人の信頼を得るためには、巧みな話術であったり、人柄、知性など、すべてにおいて胡散臭さがあってはいけません。
知識であれば、広く浅くではなく広く深く身につけていく必要がありますし、身だしなみにしても汚い格好よりも、いつも清潔な格好をしている人のほうが好印象を与えるというデータもあります。
当たり前のことを当たり前にやること。
そして、常に相手の気持ちになって考え行動することが、信頼を得るための重要なポイントです。
ですから、明日から詐欺師になろうと思っても、すぐになれるものでもないのです。
人のために1日1日をどう生きたか、日々の積み重ねが大切ということです。
2つ目は、「何かを得るためには、何かを捨てなきゃいけない」
ニッキーの養父オーウェンズ(ジェラルド・マクレイニー)は、ラストシーンで「お前は詐欺師の道ではなく愛をとったんだ!」とニッキーに言い放ちます。
このセリフはとても印象的で、”二兎を追う者は一兎をも得ず”ということわざがあるように、何かを得るためには何かを捨てることは必然なことだとボクは思っています。
本作でいうとニッキーはジェスと出会う前は、立派な詐欺師でけして現場に私情を持ち込むようなことはしませんでした。
しかし徐々にジェスの魅力に惹かれ、ニッキーは心の中で気持ちが揺れていました。
この辺のシーンを観て、ボクとしてはかなり複雑な心境を抱きました。
ここままジェスと一緒になって幸せな生活の道に進むか、長年培った詐欺師としての道に進むか。
ニッキーが選んだ道は、ジェスにとって人間不信になるような出来事でした。
これを裏切りといっていいものかわかりませんが、ニッキーにとっても辛い決断だったと思います。
かたやジェスにとっても、何が起きたのか一瞬わからなくて理解が追いついてないという感じでした。
確かに、何の理由もなく突然別れを告げられるのですから、パニック状態になるのもうなずけます。
言葉にならないとはまさにこのことで、ジェスはただただ空港までの車中で涙を流すことしかできませんでした。
それから何年か経って、ニッキーとジェスは思わぬところで再会を果たします。
そう!ジェスと出会った頃の姿よりも、気品漂う洗練された姿となって階段から優雅に登場します。
ちょっと前までは自分の見せ方がよくわかっていない冴えない女の子だったのに、どこをどう見てもゴージャスで男を冷淡に誘惑する女性へと生まれ変わっています。
ジェスへの愛が再び燃え出し、仕事に集中できていないニッキーの姿には笑えましたが。
それから話は進み、ニッキーはなんとかしてジェスとの距離を縮めるために、仕事仲間であるファーハド(エイドリアン・マルティネス)を使ってアタックを試みます。
このときファーハドは、ジェスに「ニッキーはあのとき以来何年も詐欺師をしていない」ことを話します。
ということは、上記で説明した通りニッキーは”二兎を追う者は一兎をも得ず”という結果になっていたことです。
2人の会話を聞いてみて、ニッキーはジェスと別れたあとも、彼女に対する気持ちをずっと引きずっていたことが汲み取れます。
ボク自身「何かを得るためには、何かを捨てなきゃいけない」ことの意味をここ最近深く理解しています。
詐欺師に限った話ではないのですが、仕事に関してもたとえばボクの場合はIT分野での知識と福祉分野での知識を日々学ぶようにしています。
しかし環境の変化もあって、自分の時間をあまりもてなくなりました。
すると以前と比べて限られた時間のなかで、やりくりしなければなりません。
これが案外難しくて、慣れるまで時間がかかるかなぁと思い、毎日時間という見えない相手と戦っています。
時間のせいにしてはいけないとは思いますが、記事の執筆が遅くなっているのも環境の変化の影響で時間を上手にコントロールできなくなってしまったことが原因として考えられます。
ボクのように、あれもこれもしたくなる性格の人は特に要注意で。
何か新しいものに取り組むときや学ぶときは、何かを切り捨てるという行為が必要になってきます。
でないと、時間がいくらあっても足りないという状況に陥りますし、結局は何も得られなかったというオチにもなり兼ねません。
もう一度言います。
何かを得るためには、何かを捨てることが必要です。
と、本作を観て学びを得ることができました。
注目のキャスト
本作に登場する注目のキャストを紹介しています。
で、今回は今までの路線とは打って変わって、男優のほうはカッコイイの基準からインパクトに残った人物を基準に紹介しています。
理由は、特にありませんが。(笑)
本作を観ていて察しのいい人なら、すぐにピンッ!とくるかなぁと思います。
女優は従来通り、カワイイで賞を相変わらず独断と偏見で紹介したいと思います。
インパクトに残ったで賞
本作で、ひと際コメディちっくな感じで目立っていたキャストといえばこの方です。
そう、エイドリアン・マルティネスです。
彼についての情報はネット上では少なく、プロフィールはおろか日本版のWikipediaすらありませんでした。
今のところわかっていることといえば、映画やテレビドラマの出演作程度です。
アメリカ版のWikipediaで確認することができます。
エイドリアン・マルティネスの主な出演作といえば、
・ダイヤルM(1998年)
・TAXI NY(2005年)
・俺たちサボテン・アミーゴ(2013年)
と本作のフォーカス(2015年)あたりが有名です。
しかし悲しいことに、どちらかと言えば脇役が中心になっていて主演には恵まていないようです。
映画「スクール・オブ・ロック」で、日本でも一躍有名になった俳優”ジャック・ブラック”と路線が似ているのですが、はじけっぷりが足らないせいなのか、ロック魂がないせいなのか、スポットライトにあたれていないようです。
さて、続いては女優の紹介です。
カワイイで賞
本作では持ち前の美貌でものの見事にウィル・スミスを魅了し、かつ鑑賞したほとんどの人を魅了したといわれる女優といえばこの方です。
そう、マーゴット・ロビーです。
彼女は、米国TVドラマ「PAN AM/パンナム」ローラ・キャメロン役でブレイクし、その後レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」(2014年)ナオミ・ラパグリア役で一躍スター女優の仲間入りを果たしました。
記事のはじめにも言いましたが、2016年8月5日に公開が予定されている映画「スーサイド・スクワッド」に出演されるなど、これからの活躍が期待されている注目の女優です。
ここで簡単に、彼女のプロフィールを紹介します。
本名 | マーゴット・ロビー(Margot Robbie) |
年齢 | 25際(1990年7月2日生) |
出身国 | オーストラリア |
職業 | 女優 |
主な出演映画
年代 | 作品タイトル | 役名 |
2008 | ダークネス・ビギンズ | カサンドラ |
2009 | WATCH (ウォッチ) | トリスタン・ウォーターズ |
2013 | アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 | シャーロット |
2013 | ウルフ・オブ・ウォールストリート | ナオミ・ラパグリア |
2015 | フォーカス | ジェス・バレット |
2016 | スーサイド・スクワッド | ハーレイ・クイン |
主な出演TVドラマ
年代 | 作品タイトル | 役名 | 備考 |
2011 – 2012 | PAN AM/パンナム | ローラ・キャメロン | メインキャスト14エピソード |
2015 | トップ・ギア | 本人 | 1エピソード |
25歳にして大人の美しさを醸し出しているマーゴット・ロビーですが、プライベートではずいぶんと豪華俳優との熱愛の噂が絶えないようです。
2012年には「ウルフ・オブ・ウォールストリート」での共演をきっかけに、レオナルド・ディカプリオとの交際が報じられ、その後は「フォーカス」で共演したウィル・スミスとのゴシップ写真が流出したことで騒ぎになりました。
さらにはレオナルド・ディカプリオが紹介したことで知りあったという、オーランド・ブルームとの熱愛も報道されました。
現在は、アシスタント・ディレクターのトム・アッカーレイとの熱愛が噂されているようです。
スター女優の試練なのか、ただ単に恋多き人なのかわかりませんが、ただ言えることは次々とハリウッドスターを虜にする魅力が彼女にはあるということです。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」ではピンっと来ませんでしたが、本作では彼女の魅力を持て余すことなく堪能することができますので、鑑賞をおすすめします。
さいごに
ネット上では「盛り上がりに欠ける」、「物語の先が読めてオチが微妙!」という意見がチラホラ見られますが、個人的にはあともうちょっとでオチがわかったのに!という悔しい思いと、ストーリーの伏線となる部分が腑に落ちて大変面白いと感じた映画でした。
それにストーリーもハッピーエンドでしたし。
頭を使って映画を観たい方や、純粋にハッピーエンドな映画を観たいという方におすすめの映画です。
ちなみに
本作の前半でジェス(マーゴット・ロビー)に対して披露したウィル・スミスのスリ行為ですが、スピーディーすぎて”いつ?どの瞬間で?”とスリ技術に圧巻されたのですが、内心ホントはスリなんてしてなくてあらかじめ準備されていたものばかりだと疑っていました。
が、ウィル・スミスは役作りのために、実は世界的に名高く「世界最高のスリ師」として有名なスリのエキスパート、アポロ・ロビンスから指導を受けたと知りました。
アポロ・ロビンスという人物は、スリ、詐欺犯罪、詐術に関する世界有数の専門家として、実演会や講演会を開き、世界的に活躍しているプロのスリ師です。
彼いわく、人が一度に本当に集中できるのは一つのことだと言います。
たとえば、「ポケットには何がありますか?」と話しかけれらると思い出そうとしますが、そのとき新たに入ってくる情報処理はできないので、注意力が散漫になり隙が生まれるのだそうです。
観客の前で、実際にスリをやってのけた神業動画がこちらになります。
参照元:https://youtu.be/EDkxFQExFec
もう、凄すぎて言葉になりません。
本作で集団スリを行うシーンに、ちょっとだけ出演しているアポロ・ロビンス。
視線をそらさずに、ぜひ彼を見つけてみてください。
今日はここまで!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
また次回もお楽しみ♪
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